概要
✔ 現代の大学構内では、数千人規模の学生や教職員、そして膨大なデジタル機器を支えるため、信頼性が高く用途ごとに分離できる無線ネットワークが不可欠です。
✔「 SWM280」はネットワークの中核を担う高性能マネージドスイッチで、VLANやファイバーアップリンク、PoE+対応。電力供給・データ通信・高度なネットワーク設定を一台で実現します。
✔ 無線アクセスポイント「TAP200」および5Gルーター「RUTM59」を組み合わせることで、キャンパス全体に安定したカバレッジを提供し、途切れないインターネット接続と効率的な大規模ネットワーク運用を可能にします。
✔ テルトニカの「RMS(リモート・マネジメント・システム)」により、すべてのネットワーク機器を遠隔から一元的に管理できます。
課題 ― 大規模ネットワークの安定運用
大学の学術活動の円滑な運用は、途切れない高速通信に大きく依存しています。講義のライブ配信やデジタルライブラリの利用、研究設備におけるネットワーク接続、来訪者用ネットワークまで、デジタル基盤なくしては成り立ちません。
また大学施設内Wi-Fiにおいては、大講堂や図書館、研究室、共有スペースといった広大なエリアを網羅すると同時に、学生・教職員・学内デバイスなど多様な利用者に対応できるよう、複数のSSIDやVLANによる分離が必要です。
数十台のアクセスポイントや急増する接続機器、ユーザーからのさまざまなニーズに合わせたインフラを安定運用するには、高度なネットワーク構築と管理が欠かせません。特にリモート設定、リアルタイム監視、電力供給を同時に必要となる場合、ITリソースへの負担は非常に大きくなります。
将来を見据えたネットワークを構築するには、単なる電力・データの分配だけでなく、施設全体をスマートかつスケーラブル、さらに効率的に管理できるマネージドスイッチが求められます。
トポロジー

ソリューション ―マネージドスイッチ「SWM280」、アクセスポイント、5Gルーターによる効率的ネットワーク
この大学のネットワーク基盤を支えるのは、マネージドスイッチ「SWM280」です。ギガビット・イーサネット(LAN)ポート12基、PoE+ポート12基、そしてSFPポート4つを搭載し、大規模ネットワークの中核となるよう最適化されています。PoE+は1ポートあたり最大30W、合計300Wの電力供給が可能で、学内に設置された多数のアクセスポイント「TAP200」や監視カメラ(CCTV)等の関連機器を余裕をもって稼働させることができます。
学内インターネットの入口として機能するのは5Gルーター「RUTM59」です。「RUTM59」をメインサーバールームに設置し、PoE+スイッチ「SWM280」に接続します。そこからアクセスポイントを通じて、キャンパス全体にネットワークカバレッジを拡張します。
講堂や廊下、学習スペースに配置するアクセスポイントには、「SWM280」のPoE+機能により電力とネットワークを一括供給できるため、電源工事を別途行う必要がなく、導入もスムーズです。
大学ネットワークは3つのセグメントに分けて運用されています。学生用ネットワークは学習プラットフォームや教材、コミュニケーションツールへのアクセスを提供しつつ、管理・運用系データと分離するように設計されています。教職員ネットワークは機関システムや機密データに接続し、セキュリティと帯域を優先的に確保しています。
さらに、監視カメラ(CCTV)やデジタルサイネージ、共有プリンターなどの機器は専用のデバイスネットワークにまとめられ、安定した通信環境が確保されています。
これらのネットワーク分離はPoE∔スイッチ「SWM280」上で直接設定・管理できます。「SWM280」はVLAN設定や分離機能に対応しており、テルトニカの「RMS(リモート・マネジメント・システム)と組み合わせることで、ネットワーク全体のセキュリティと通信効率を確実に保証します。「RMS Management」を通じて、マネージドスイッチに接続された各デバイスへアクセスでき、インターネット接続を提供するだけでなく、プリンター、IoT機器、監視カメラ(CCTV)など学内インフラ全体を一元的に管理することが可能です。
この製品やソリューションに関してのご不明点やご質問がごさいましたら、以下の「お問い合わせ」からお気軽にご連絡ください。
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