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RUTOS 7.06-ネットワークソリューション用拡張OS

2024年1月16日

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テルトニカ・ネットワークスの「RutOS」は非常に特徴的なオペレーティングシステム(OS)です。この社内ソフトウェアはOpenWrtをベースにしており、テルトニカ・ネットワークスのルーター/ゲートウェイ/無線アクセスポイントを強化し、クライアント様のネットワーク構築に貢献するべく、当社のR&Dによって開発されました。また徐々に機能が豊富になっています。



テルトニカ・ネットワークスのデバイスに搭載されているソフトウェアは、大変優れた特徴を持っています。当社の研究開発部門は、デジタル領域での性能を常に磨き、強化することで、お客様のネットワークソリューションにぴったりフィットするように進化させているのです。そのため、このRutOS 7.06においてはIoT市場のトレンドをおさえるのはもちろんのこと、お客様が必要とする機能をきちんと盛り込むことが重要なポイントでした。


当社では常にカーネルバージョンの更新、市場でのグローバルなセキュリティ脆弱性に対するアップデートやセーフガードの実装など、RutOSの既存の機能/特徴にみがきをかけ、向上させています。しかし皆さまが一番気になるのは、やはり新しい追加機能についてでしょう。それでは、バージョン7.06がどのような仕様になっているかを見てみましょう。



新しい機能たちのご紹介


Tailscale VPN 


RutOS 7.06では、「パッケージマネージャ」ウィンドウからダウンロードできるTailscale仮想プライベートネットワーク(VPN)を使って、構築ネットワークのセキュリティを強化できます。Tailscaleは簡単にインストール可能なVPNネットワークで、ローカルのトラフィックをローカルに留まらせることができ、大変安全性にすぐれています。


このTailscale VPNは、企業内ソリューションやIoTソリューションの遠隔継続監視を必要とする場合に最適です。また、大変使いやすく、簡単に安心・安全なネットワークを管理することができます。さらに、ネットワークは拡張するのが容易かつリモートで制御できるため、効率的な運用のための低遅延接続が保証されます。


OverIPセキュリティの強化


OverIP機能にもうひとつのセキュリティ機能が追加されました。これはRS232またはRS485が搭載されているデバイスを使用するクライアント様に関係する機能です。当社のネットワークデバイスはこのOverIP機能により、シリアルデータを送信する役割を担う、コンピュータネットワーク上の通信仲介者、という役割を果たします。


RutOS 7.06は、IP接続用のトランスポートレイヤーセキュリティ(TLS)プロトコルによって、OverIPのセキュリティが向上しました。基本的には、TLSプロトコルがネットワークチェーン内を移動する全てのデータとその完全性を暗号化します。


オペレーターのホワイトリスト/ブラックリスト 


御社のネットワーク・ソリューションへのインターネットアクセス確保は重要なことですが、それだけで十分とはいえません。モバイル・オペレーターやモバイルIoTソリューションに伴うの無数のニュアンスも考慮する必要があります。ネットワークのセキュリティ、信頼性、またはネットワークソリューションが様々な国や地域にまたがって移動する際のコスト対効果比を確保する必要がある場合、モバイル接続をコントロールすることが必要になります。


RutOS 7.06は以前、オペレータのホワイトリスト/ブラックリストという形で、このタイプの接続コントロールをご提供していました。しかし、この場合リストエントリーを個別設定する必要がありました。新しいバージョンでは、ひとつの国のすべてのオペレーターを即座にブロックしつつ、他の国ではアクセス可能にすることができます。これにより、モバイルデータのコストやローミング料金の最小化、セキュリティの脆弱性の防止、運用の非効率化などを容易に実現することができるようになります。


OPC UAのサーバーモード


「RutOS」にOPC UAプロトコルのサポートが実装され、クライアント・モードでのみ機能するようになってから1年あまりが経ちました。このたびバージョン7.06では、「RutOS」がOPC UAをサーバーモードでも使用できるようになりました!


OPC UAは、産業用M2M通信用に特別に設計されたプロトコルで、機械同士でリアルタイムのデータを交換できます。クライアントモードではサーバーに接続してデータを収集しますが、サーバーモードでは、要求に応じてネットワークソリューションが特定のコンポーネントに関する情報を提供することができます。


サーバーモードに対応できることで、OPC UAのエコシステムがより豊かになります。ネットワーク機器は、要求があればいつでもOPC UAクライアントにデータやサービスを積極的に送信できるようになりました。 (これまではデバイスがサーバーからデータを要求し受け取ることのみが可能でした。)


IPv4からIPv6への移行


IPv4とIPv6の違いは主にアドレスの形式と容量にありますが、効率性も非常に重要でした。IPv6はルーティングの高度化、自動設定、QoS対応、優れたセキュリティプロトコルでネットワーキングを強化することから、私たちはお客様のネットワーキング ソリューションに自動IPv6アプリケーションを使用することにしました。


IPv4の使用をやめるわけではありません。IPv4とIPv6の両方が同時に動作しますが、新しい例外がひとつだけあります。RutOS 7.06のリリースにより、IPv6アドレスがすべてのモバイルデバイスとIoTソリューションのLAN内で、デフォルトで自動的に有効になります。このアップデートにより、当社のデバイスの使いやすさと、設定に対する利便性が確保されます。


無線アクセスポイントに「話をさせる」 


もちろん、これは比喩的な意味です。 RutOS 7.06により、テルトニカ・ネットワークスのルーター「 RUTX」および「RUTM」シリーズと、無線アクセスポイント「TAP200」との組み合わせによって、802.11.kおよび802.11.vプロトコルの両方に同時に対応できるようになりました。これにより、ネットワークソリューションに使用するアクセスポイントは、エンドデバイスをひとつのアクセスポイントから別のアクセスポイントに通信/移行することができます。


これは、ネットワークの効率とパフォーマンスを向上させるだけでなく、エンドデバイスユーザーがより快適にインターネットを利用できるようにする優れた機能であります。



目を引く新機能


さまざまな新機能や追加/修正などについて取り上げましたが、デザインがアップデートされたことも見逃せません。新しいアイコン/サイズ/カラーを使用することで、最終的にユーザー体験の向上と、RutOS機能へのアクセスのしやすさが改善されました。


モバイルとタブレットのデザイン変更により、これらデバイス上でのRutOSのレイアウト/表示のされ方が改善されました。このアップデートにより、どのエンドポイントデバイスからアクセスしても、RutOSをより楽しく、直感的に操作できるようになりました。


特にネットワークソリューションのモバイル接続の表示がより明確になりました。通常のネットワークおよびバックアップのどちらに接続されているのかや、モバイル接続で発生したエラーが表示されるようになりました。SIMカードがデバイスから取り外された場合にもその旨が表示されるようになっています。



最後に


今回、ネットワーク・オペレーティングシステムのアップデートができたことを当社としても大変嬉しく思っております。「RutOS」の最新バージョンで強化された機能全体のリストについては、どうぞWikiナレッジベースをご覧ください。


もちろん、ファームウェアのアップデートもお忘れなく。また、RutOSのさらなる改善に関する提案やフィードバックがありましたら、遠慮なくご連絡ください。


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