キヨスク（Kiosk）端末用のフラット・イーサネットスイッチ

概要

✔イーサネットスイッチは、セルフサービス（無人）のキヨスク（Kiosk）端末のような、狭いスペースに設置するネットワークソリューションにおいて、最適な相互ネットワーク通信とM2Mデータ転送を確保するために不可欠なデバイスです。

✔このようなケースに最適なイーサネットスイッチは、アンマネージドスイッチ「TSF010」です。「TSF010」には5つの前面RJ45ポートが搭載されておりますが、寸法はわずか113 x 28 x 50 mmで、非常にコンパクトです。

✔さらに、「TSF010」は、プラグ＆プレイ方式のイーサネット・ネットワーク・スイッチであり、3ピン電源入力で電圧範囲は7～57 VDC、簡単に設置できるDINレール取付け機能を備えています。

課題 ― 狭いスペースにおける相互ネットワーク通信

様々なデバイス間の最適な相互ネットワーク通信とデータ転送を確保するためには、最適なイーサネットスイッチの選定が非常に重要です。ポートの数はもちろん、マネージド・スイッチとアンマネージド・スイッチのどちらにするかなど、さまざまな要素を考慮しなければなりません。それとは別に、デバイスの設置場所における「スペース問題」を考える必要があります。

例えば、セルフサービスのキヨスク（Kiosk）端末について考えてみましょう。これらのキヨスク（Kiosk）端末は一般的に、空港やショッピング・モールなどの公共スペースに設置され、チケット発券や支払い処理などのサービスにおいて、ユーザーに利便性と自律性を提供するように設計されています。

セルフサービスのキヨスク（Kiosk）端末における重要なポイントは、いかにスペース効率を確保するかということです。決済端末、チケットプリンター、スキャナーなどの内部機器を組み込む際に、設置スペースに制限があることがほとんどです。このため、接続のためのネットワーク・デバイスの選択肢は限られているといえるでしょう。

この場合、組み込むイーサネット・スイッチの理想としては、コンパクトであるだけでなく、フラット（平面的）なデザインである必要があります。そうすれば、このようなスペースに余裕がない場所にも、簡単に組み込むことができるからです。このことをふまえると、当社のフラット・イーサネット・スイッチ「TSF010」はこのケースにおいて理想的なデバイスといえるでしょう。

ソリューション ― フラットスイッチ

テルトニカ・ネットワークスのフラット・イーサネット・スイッチ「TSF010」は、その名のとおりまさにフラット（平面的）なスイッチです。前面RJ45ポートを五つ備えており、寸法は113 x 28 x 50 mmとなります。このアンマネージド・イーサネット・ネットワークスイッチは、非常に限られたスペースでの相互接続を必要とする産業用ソリューションに最適です。 

「TSF010」は、セルフサービスのキヨスク（Kiosk）端末に簡単に組み込むことができます。「TSF010」の片側を当社のIoTゲートウェイ「TRB140」に、もう片側を決済端末、チケットプリンター、スキャナー、その他のエンドデバイスに接続します。このイーサネット・スイッチを10/100 Mbps RJ45ポートを介してすべてのデバイスに接続することで、このような端末のデータ通信のニーズに、十分な速度を供給することが可能です。

その結果、端末内の全デバイスが相互接続されたネットワークとなり、データ交換や相互通信を効率的に行うことができます。さらにこのフラットスイッチは、ネットワークの信頼性を確保し、ネットワークの中断に起因するダウンタイムを最小限に抑えることが可能なため、スペースだけでなくコストも節約することができます。

フラットかつコンパクト、軽量であることに加え、「TSF010」には、この事例に最適な機能がいくつか追加されています。このスイッチングハブ（5ポート・イーサネット）は、3ピンの電源入力と7～57 VDCの電圧範囲を備え、産業用アプリケーションに適しています。さらに、DINレールが内蔵されているため、シンプルかつ迅速に取り付けることができます。

プラグ＆プレイ方式のイーサネットスイッチ「TSF010」を導入して、シンプルな課題解決を実現いたします。