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厳しい天候に耐久性ありの屋外用ルーター「OTD140」

#2024, #launch

January 10, 2024

雨、雪、埃(ホコリ)や砂 - 屋外IoTソリューションにとって「天候」は常に課題となります。それをふまえて、テルトニカ・ネットワークス初の屋外用ルーターである「OTD140」は、お客様のネットワーク・ソリューションに、いかなる天候下でもスムーズで中断なきコネクティビティをご提供できるよう設計されました。

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人類は現在、微小粒子の速度を正確に計算し、極めて正確に加速できるレベルにまで進化しました。しかし、来週の火曜日が雨かどうかの予測については、いまだに「確率」でしか答えることができません。気象予報士が最先端技術を駆使して「雨になる可能性は十分にある」という予報を出すと、私たちは「念のため」に傘を持ち歩くことになります。

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屋外IoTソリューションを設計する場合、天候の移り変わりに留意するのは非常に重要なポイントです。ネットワーク構築、自動化、予知保全において産業用ルーターは不可欠なものですが、降水(雨、雪、ひょうなど)や粉塵、砂嵐に耐えられるルーターでなければ何の意味もありません。


このような場合ネットワーク・ソリューションにおいては、接続デバイスを保護するか、故障して使い物にならなくさせるのか、という究極の二択になります。産業用ルーターは、通勤時に雨が突然降ったときのように単に「傘をさす」ことはできません。このような場合、一般的な解決策は外部の追加機能で、デバイス(産業用ルーター)が着用できる「鎧(よろい)」を外付けすることです。しかしそれよりよいのは、天候の変化に対応できる産業用ルーターを選択することでしょう。


今回当社は、そのような産業用ルーターを実際に制作いたしました。それでは満を持して、テルトニカ・ネットワークス初の屋外用ルーター「OTD140」をご紹介させてください。

「天気」に左右されない、という強み

屋外ルーター「OTD140」は、さまざまな天候条件への耐久性を備えた防塵・防水仕様のLTEルーターです。このデバイスには、耐久性に優れたIP55プラスチック(PC+ASA)筐体を使用しています。このIP55は国際電気標準会議(IEC)によって定義されているように、あらゆる方向からの埃(ほこり)や水の噴射があっても、デバイスが安全に動作できることを意味します。

実際、この4Gルーター「OTD140」はIP55規格に準拠していることから、防犯カメラやセンサーリフトステーション、風力発電所や太陽光発電所など、屋外用途での展開に最適です。

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これが屋外に設置されることも考えると、もちろん配線は少なければ少ないほどよいといえます。幸いなことに、「OTD140」は単なる屋外ルーターではなく、PoE+ルーターでもあります。このため、エンド・デバイスへの接続に使用するケーブルで、エンド・デバイス自体に電力を供給することができるのです。PoE+機能付きのイーサネットポートがふたつあり(ひとつはPoE-in、もうひとつはPoE-out)、エンドデバイスに最大15Wの電力を供給することが可能となります。

「OTD140」でネットワーク・コネクティビティを安全に保護できることがわかったところで、コネクティビティ自体についてご説明させてください。このデバイスは、二枚のSIMカードでスムーズなLTE Cat 4接続ができ、フェイルオーバー、バックアップWAN、その他の切替シナリオなどの信頼性機能により、安定した中断のない接続を保証することができます。

またこのコネクティビティは、ファイアウォール、VPN、アクセス制御、VLAN機能などを使用して保護されています。産業用プロトコルに関しては「OTD140」はModbus、MQTT、SMNP、その他多くの主要プロトコルに対応しています。

注意すべき点としてこの屋外用ルーター「OTD140」に、Wi-Fi機能はありません。屋外環境でさらにWi-Fiを使用するソリューションの場合は、当社のWi-Fiアクセス・ポイント「TAP100」や「TAP200」などを追加で使用することをお勧めいたします。

このPoE+ルーター「OTD140」は、他のテルトニカ・ネットワークスのルーターと同様に「RutOS」で動作し、当社のRMS(リモート・マネジメント・システム)に対応しており、屋外ルーター本体とそれに接続したエンドデバイスの両方に対して、シンプルで総合的なリモート管理、アクセス、制御機能をご提供いたします。

これは、自動化した遠隔気象観測所や野生動物保護ソリューションのように、山の上や荒野の奥深くに設置されたり、ヒトが直接出向くこが難しい、または頻繁に訪れることができないような屋外IoTソリューションにとって特に重要な機能となります。

屋外ルーターをどう使う?

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「OTD140」がその真価を発揮するのがどのような場面なのか、事例を見てみましょう。


例えば、建設現場を想像してみてください。何カ月にもわたって工事が進行しており、車両や機材が24時間365日現場に常駐しているような場所です。そのため現場のありとあらゆる電柱に、防犯カメラおよびLTEルーターが設置されています。


一日が一週間となり、一週間が一か月と過ぎるにつれて、天候は刻々と変化していきます。夏には熱波が去来し、冬には大雨が降ることもあるでしょう。地域によっては、雨の代わりに吹雪が吹き荒れる場所もあるはずです。また、砂ぼこりが舞う場所もあれば砂嵐が定期的に発生するような場合もあるでしょう。


普通の接続デバイスにとってそれは理想的な環境とは言えませんが、屋外ルーター「OTD140」は普通のルーターではありません。トポロジーをクリックすると、この事例の詳細をご覧いただけます。

OTD140」にご興味がございますか?

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「OTD140」、また屋外ネットワーク接続における課題についてご興味のある方は、1月17日午前11時(GMT+2)から開催されるウェビナーにご出席ください。当社オペレーショナル・マーケティング・プロジェクト担当のプラナス・アクサミタウスカス(Pranas Aksamitauskas)とエンジニアのヴィタウタス・ダリバガス(Vytautas Dalibagas)がスピーカーとして登壇いたします。

 

このウェビナーでは、厳しい環境条件下においてもスムーズで中断のないデータ伝送を確保する方法を検討し、幅広い屋外用途における「OTD140」の可能性を探ります。


屋外専用ルーターのご利用をご検討ですか?下記、「お問い合わせ」からお気軽にご連絡いただければ幸いです!

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