4G LTE ルーター「RUT260」ー いいとこどりを極めた新製品をご紹介
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IoTルーターを選ぶ際、当社製品「RUT240」と「RUT360」のどちらにしようか、とお悩みではありませんか?大量のデータ負荷を管理するため、ルーターにも高機能性と高速スピードが必要なケースもあります。逆に機能がベーシックで安価な製品をお探しの場合、コンパクトで充実した4G LTEルーターの使用が適する場合もあるでしょう。今回は、両デバイスの「いいとこどり」を極めたIoTルーター「RUT260」をご紹介します。
産業用途に適したIoTルーターの選定は簡単なことではありません。IoTルーターそれぞれに強みがあり、その強みがいかに発揮されるかは対応するケースによって異なります。またもちろん、デバイスごとの価格も違います。
大量のデータ処理が必要な場合には、より強力な高速ルーターが適しているでしょう。例えば当社のWi-Fiルーター「RUT360」はこのようなケースに適しています。逆に機能がベーシックかつ安価な製品をお探しの場合は、「RUT240」のようにコンパクトでバランスのいい(4G)LTEルーターをおすすめする場合もあります。
もっとニーズが複雑なケースもあります。例えば高スループット機能は欲しいけど、ワイヤレス機能はそこまで必要ではない、というようなご要望もあることでしょう。4Gルーター「RUT240」以上の機能は欲しいけど、4G ルーター「RUT360」ほど高性能でなくてもいい ー 両ルーターの「いいとこどり」ができるようなルーターがあれば……というケースもあるのです。
「ちょうどいい」IoTルーター
今回当社の製品リストにふたつのルーターの長所を兼ね備えたIoTルーターが加わりました。新製品の「RUT260」はすでに発売されている「RUT240」と「RUT360」のちょうど中間に位置するような機能を持つ、新しい産業用IoTルーターです。
一言で表現するなら、「RUT260」は『強力かつ軽量なIoTルーター』であるといえます。LTE Cat 6規格なので、キャリアアグリゲーションにより通信速度が最大300Mbpsになります。
これはCat 4である(4G)LTEルーター「RUT240」と比べて2倍の速さです。もともとCat6規格を搭載していたのは(4G)LTEルーター「RUT360」でした。今回新しく発売される「RUT260」は、強力なIoTネットワーク通信デバイスとしてこの「RUT360」の機能を継承しています。
さらにこの(4G)LTEルーター「RUT260」には、高速通信機能を保護するためのWANフェイルオーバーが搭載されており、必要に応じてもう一つのバックアップ接続に自動的に切り替わる仕組みになっています。
通常、IoTネットワーク通信用デバイスは高性能になればなるほど、それに伴ってサイズや重量も大きくなってしまいます。しかし「RUT260」にかぎってはそのようなことはありません。この(4G)LTEルーター「RUT260」は、重量はわずか130gでサイズは83 x 25 x 74 mm、という非常にコンパクトな設計となっています。
これは「RUT240」と同じサイズで、重量もわずか5グラム増という小型サイズです。対照的に「RUT360」のサイズは100 x 30 x 85 mmで247g、と比較的重めの作りとなっています。つまり「RUT260」は「RUT360」と同じLTE Cat 6の性能を持ちながら小型で、重量も「RUT360」より50%近くも軽い、ということなのです!
IoTルーター「RUT260」の詳細
「RUT260」がどのような製品か分かったところで、他の2つの(4G)LTEルーター「RUT360」および「RUT240」と比較して細かい違いを見てみましょう。
まずワイヤレス機能についてです。「RUT360」はWi-Fiアンテナが2本ついていますが、「RUT260」のアンテナは1本です。どちらも802.11 b/g/n Wi-Fiを搭載していますが、より堅牢なWi-Fi信号を必要とする産業用IoTソリューションには「RUT360」の方が適しています。
また「RUT260」は4Gおよび3Gに対応していますが、2Gには対応していません。このため、2Gを利用する旧式のレガシー・アプリケーションには不向きといえるでしょう。このような場合は、代わりに「RUT240」をご使用いただくのがおすすめです。
それ以外にも、この(4G)LTEルーター「RUT260」にはいくつか重要な仕様があります。まず、電源は産業用DC電源ソケット(4ピン)から9~30 VDCで供給されます。またデジタル入力とデジタル出力が1つずつ、10/100イーサネットポートが2つ搭載されています。
また、この(4G)LTEルーター「RUT260」はMQTT/SNMP/Modbusなど、様々な産業用プロトコルに対応しています。テルトニカ・ネットワークスRMS(リモート・マネジメント・システム)と互換性があり、実績のあるソフトウェア「RutOS」を搭載しています。
テルトニカ・ネットワークスの他の産業用ルーターと同様、プラスチックパネル付きの頑丈なアルミニウム製筐体で、振動やー40 C~75 °Cの極端な温度にも耐えることができる耐久性の高い製品となっております。
ますます活躍するRUT2シリーズ
私たちテルトニカ・ネットワークスは、(4G)LTEルーター「RUT260」を様々なアプリケーションにおいて皆様にご利用いただけるのを楽しみにしております。この新作「RUT260」が、お客様の産業用IoTソリューションにおいて、スムーズなコネクティビティを実現するものと確信しています。
当社の歴代ベストセラーである「RUT240」は、2023年8月をもって注文終了とさせていただいており、まもなく生産終了となります。後継機として(4G)LTEルーター「RUT241」をご紹介させていただいておりましたが、新製品の(4G)LTEルーター「RUT260」は(4G)LTEルーター「RUT240」に惚れ込んでくださった当社のパートナー様に、さらなる高性能と高スピードをご提供できる製品となっております。
ぜひ一度お試しください!