マネージドスイッチにWitchOSバージョン1.02が登場
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WitchOS の最新バージョン、バージョン 1.02 は、テルトニカ・ネットワークスのマネージドスイッチによる、よりよいネットワーク管理を実現するために登場しました。この記事では、このWitchOSの主な新機能と改善された機能についてご説明いたします。
テルトニカ・ネットワークスのIoTルーターやIoTゲートウェイのオペレーティング・システムにはRutOSが使用されています。しかし、お客様のソリューションにPoE+スイッチ「TSW202」や「TSW212」などの当社のマネージドネットワークスイッチも含まれている場合、これらは別のオペレーティングシステム「WitchOS」で動作していることをご存知でしょうか。
RutOS が定期的にファームウェア・アップデートを受けるのと同様に、本日は、WitchOS の最新アップデートであるバージョン 1.02 に伴う主な追加と改善点をご紹介いたします。下記三つのカテゴリーについて、それぞれご説明させてください。
新機能
前置きが長くなりましたが、まずはWitchOSには静的IPリースが追加されました。これにより、任意のMACアドレスの一部のみを指定することができるため、任意の製造元からのマネージドスイッチやエンド・デバイスは、常に同じIPアドレスを受け取ることができるようになります。
第二に、WitchOSは特権アクセス管理(PAM)対応となり、デバイスにアクセスする際にRadiusとTACACS+認証を使用し、サーバー上のユーザーを効率的に管理できるようになりました。Radius と TACACS+ 以外にも、退職する従業員とその従業員のエンドデバイスへのアクセスを簡単に削除するために使用することができます。
第三に、pingリブートによって任意のポートのPoE+を再起動する機能も追加されました。これにより、CCTVカメラなど、スイッチのPoE+ポート経由で給電されるエンド・デバイスが応答しなくなった場合に再起動することができます。
改良点
新機能の追加以外にも、いくつか改良された点があります。バージョン1.02では、当社のマネージド・スイッチを使用したワークフローの最適化に役立つような改善がもたらされました。
第一に、keep-settings チェックにファームウェア・タイプが追加されました。これは、アップデート、再起動、運用モードの切り替えの際に、設定やコンフィギュレーションを保持すべきかリセットすべきかをチェックするもので、より包括的なものとなりました。
また、イベントログパーティションの取付けプロセスも改善されました。これにより、イベント・ログ・パーティションにシステムからより簡単にアクセスできるようになり、トラブルシューティングや監視プロセスが改善されます。
最後に、ヘッダーのWebUIを更新し、より効率的で便利に使用できるよう、画面上部に埋め込みました。
WitchOS 1.03が目指すもの
この最新の WitchOS アップデートが、当社のマネージド・ネットワークスイッチを使用するワークフローに価値をもたらすことを願っています。変更点の全リストをご覧になるには、当社のWikiナレッジベースにて、「TSW202」または「TSW212」のいずれかを選択し、ファームウェアのダウンロードを選択してください。
次回のWitchOSアップデートや当社のマネージド・スイッチに搭載してほしい新機能や改善機能について、ご質問、フィードバック、またはご提案がございましたら、以下のボタンをクリックして当社までご連絡ください!