革命を起こすテルトニカ・ネットワークスの産業用ネットワークスイッチ

先日、当社は初のマネージドスイッチ「TSW202」および「TSW212」をリリースいたしました。これにより当社のスイッチ製品ラインナップはより充実し、急速に拡大／成長するマーケットに対して十分な供給ができるようになったと考えております。そこで私たちは、製品の使いやすさや統合性、またヨーロッパ基準に沿った最高レベルの信頼性を維持しつつも、より積極的な価格設定を実施し、この目標を達成しようと考えました。

当社の営業責任者であるヴィタウタス・スヴェンティカスは、この変更を皆さまにお知らせできることを大変うれしく思っており、次のように述べております。「当社の産業用ネットワークスイッチの需要は急速に伸びているため、既存および将来のパートナー様にとってお求めやすい製品を提供することが極めて重要であると認識しています。この新しい価格戦略によって、パートナー様およびクライアント様に当社の製品をお手頃な価格でお買い求めいただけると同時に、市場で圧倒的に高い付加価値をもたらします。」

先月、テルトニカ・ネットワークスは初のマネージド・スイッチ「TSW202」および「TSW212」を発表いたしました。これらのマネージドスイッチはProfinet、EtherNet/IP、MRPなどの主要な産業用プロトコルに対応しており、スイッチ用にカスタマイズされた独自のオペレーティング・システム「WitchOS」で動作します。

どちらのデバイスもループ保護、VLANサポート、スタティックIPv4およびIPv6ルーティングなど、L2とL3両方の機能を併せ持っています。またギガビット・イーサネットポート8つ、SFPポート2つが搭載されており、最大20Gbpsという広範囲な帯域幅を備えているのも特徴です。

これらふたつのマネージドスイッチの相違点はなんでしょうか。それは「TSW202」のほうにPoE+機能が搭載されており、装備された８つのイーサネット・ポートからそれぞれ30 Wの電力を供給できることです。ポートを8つ搭載したPoE+スイッチが必要かどうかはソリューションによると思われますが、どちらのデバイスも高度なネットワーク制御機能をもち、確実にスムーズなコネクティビティをご提供することが可能です。

イーサネットで完全な電力供給

ネットワーク・ソリューションの構築において、必要なケーブル本数は少ないければ少ないほどよいとされています。それをふまえ当社は現在、ソリューションにおける電源供給を一元化し、設置効率を高めるアンマネージドPoE+スイッチを3種類ご用意しております。

これらのPoE+スイッチのPoE+パワーバジェットはそれぞれ異なります。「TSW101」は合計60Wまで、「TSW100」は合計120Wまで、「TSW200」は合計240Wまで電源を供給します。前述のマネージドPoEスイッチ、「TSW202」も合計240Wまでの電源供給が可能です。

そして「TSW200」はより高いパフォーマンスを発揮します。この8ポートPoE+スイッチ「TSW200」は、長距離光ファイバー通信用のSFPポートをふたつ装備しており最大速度は1000 Mbps、また総帯域幅は最大20 Gbpsとなっています。

産業用PoE+スイッチが必要だけど、ここまで高性能でなくてもいいな、という場合は「TSW101」と「TSW100」がおすすめです。いずれも、最大1000 Mbpsの速度を持つRJ45イーサネットポートを5つ備えており、帯域幅が合計で最大10 Gbpsとなります。

さらに「TSW101」 PoE+スイッチには、もう一つ特徴があります。9～30 VDCの電源電圧範囲が車載出力に合わせて設計されており、車載ネットワーク接続ソリューションに最適な選択肢となっていることです。

イーサネットのみのシンプルな製品も

もちろんPoE（Power Over Ethernet）を必要としないネットワーク・ソリューションもたくさんあります。 それをふまえ、当社の「TSW」シリーズでは、PoEなしのアンマネージド・イーサネットスイッチを5種類ご用意しております。

小さいものから順にご説明いたしましょう。イーサネットスイッチ「TSW304」が最も小型サイズのスイッチとなります。サイズは102 x 25 x 81.5 mm、重量はわずか210gのアンマネージドスイッチで、様々な産業環境に適合できるように設計されています。「TSW」シリーズではもちろんのこと、テルトニカ・ネットワークスの製品ラインナップの中でも最も小さい製品です。最大1000MbpsのRJ45ポートを4つ備え、総帯域幅最大8Gbpsとなります。

拡張性を高めて設置スペースを節約できるタイプのデバイスもあります。イーサネットスイッチ「TSW114」ではポートが前面に配置されており、すべての配線をデバイスの片側に接続することができます。このアンマネージドスイッチ「TSW114」は、最大速度1000 MbpsのRJ45ポートを5つ装備し、総帯域幅最大10 Gbpsとなります。

さて、予算が決まっていて低価格なスイッチが必要な場合もあるでしょう。基本的な機能だけを搭載し、価格をおさえた製品としてイーサネットスイッチ「TSW010」があります。このアンマネージドスイッチは、最大100 Mbpsの速度を持つRJ45ポートを5つ装備しており、総帯域幅が最大1 Gbpsとなります。

より高性能なスイッチをお求めの場合は、「TSW210」をおすすめいたします。「TSW210」にPoE+機能はありませんが、それ以外はすべて8ポートPoE+スイッチ「TSW200」と同じインターフェース、速度、帯域幅を持っています。最後に「TSW110」に関してですが、こちらもPoE+機能を搭載していない以外はすべて「TSW100」と同じスペックとなっています。