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アンマネージドスイッチTSF010/TSW030/TSW040をご紹介します

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May 8, 2024

テルトニカは、イーサネットスイッチ製品のラインナップのさらなる充実を図っています。このたび、さらに三つのアンマネージド・スイッチ「TSF010」「TSW030」そして「TSW040」がラインナップに加わりました。この記事ではアンマネージド・スイッチ「TSF010」「TSW030」「TSW040」それぞれの独自の仕様がIoTネットワークにどのような影響をもたらすのか、について掘り下げます。

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それぞれのソリューションに適したイーサネット・スイッチを選択するためには、考慮すべき要素がたくさんあるため少しやっかいです。マネージド型かアンマネージド型かというような広範な要因から、ポート数やデバイス上の向きといった狭い要因まで、その範囲は多岐にわたります。

スイッチ製品のラインナップが増えるにつれ、私たちはデバイス間の細かな違いにまで細心の注意を払ってデザインするようにしています。お客様からのフィードバックを真摯に受け止め、初心に戻り、皆さまのニーズを満たす新しい、産業グレードで手頃な価格の製品をお届けするために、重要なポイントを修正しています。

それでは、さっそくこれらの新製品についてご説明しましょう!

「TSF010」 ― 難しい課題に対するフラットな答え

イーサネット・スイッチのフラットさ(どれくらい平たいか)は、ネットワーク・ソリューションに組み込む際の、大きな分かれ目になることがあります。

「TSF010」は、テルトニカにとってフラットタイプのデザインを採用した初のアンマネージド・スイッチとなります。主に「TSF010」の寸法とポート配置によって非常にフラットな形の製品をデザインすることができました。また、「TSF010」はプラグ&プレイ方式の5ポート・イーサネット・スイッチで、片側にはDINレール取付ブラケットが内蔵されています。

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たとえば、セルフサービスのキオスク(Kiosk)端末のネットワーク・ソリューションのケースを考えてみましょう。この場合、端末内のさまざまなデバイスを単一の集中型ネットワークに組み込む必要があります。例えば決済端末、チケットプリンター、スキャナーなどのデバイスを端末限られたスペースに設置しなければならないため、それに加えて集中型ネットワーク機器を設置する余地はほとんどありません。この事例において「TSF010」がどのように課題を解決することができるのでしょうか。上記トポロジーをクリックしてご覧ください。

フラットなだけではない製品の奥行き

5ポート・イーサネット・スイッチ「TSF010」は、フラットであるにもかかわらず様々な機能が搭載されています。RJ45ポートが五つ搭載されており、最大10/100 Mbpsの速度に対応可能です。これはM2M通信のデータ量がそれほど多くない産業用アプリケーションにおいて、ネットワークの集中化には十分すぎる速度です。また、このアンマネージド・スイッチの3ピン電源入力と7~57 VDCの電圧範囲も産業環境に適しているといえます。

最後に、狭いスペースにフィットするためにコンパクトに設計されているこのフラット・スイッチ「TSF010」の、フォーム・ファクターについて説明します。「TSF010」の寸法は113 x 28 x 50 mmで、重量はわずか142 gです。テルトニカの他のネットワーク・デバイスと同様に、このアンマネージド・スイッチは頑丈なアルミニウム筐体で保護されており、様々な厳しい産業環境に耐えることができます。

「TSW030」 &「TSW040」- 8ポート、2ピン

「TSF010」のことを詳しくご説明したところで、今回発表された他の二つのデバイスについても紹介させてください。

「TSW030」と「TSW040」には多くの共通点があります。どちらも8ポートのイーサネット・スイッチで、RJ45 10/100 Mbpsイーサネット・ポートを8個備えています。どちらもDINレール取付けブラケットを内蔵したプラグ&プレイのアンマネージド・スイッチとなります。またどちらも頑丈なアルミニウムに包まれたコンパクトなデバイスです。しかし、「TSW030」と「TSW040」にはもうひとつ、2ピン電源入力という特別な特徴があります。

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このデバイスに適した事例は、オートメーションや予知保全などの技術がますます採用されている工業生産の分野です。この分野では、製造ラインで使用される機械のネットワークを集中化する必要があり、イーサネット・スイッチが必要になります。上記のトポロジーをクリックすると、アンマネージド・スイッチ「TSW030」がこの事例にどのように適合するかについての詳細をご覧いただけます。

PoEありかPoEなしか

では、この二つのデバイスの違いは何でしょうか?

答えはPoE出力です。「TSW030」とは異なり、「TSW040」は8ポートのPoE+スイッチで、エンド・デバイスのネットワークを一元化するだけでなく、それらのエンド・デバイスにも電力を供給することができます。電源とネットワーク通信の両方に同じケーブルを使用できるのは、非常に大きな利点といえます。

アンマネージド・スイッチ「TSW040」のPoE出力電圧範囲は44-57 VDCで、電力バジェットは240 Wです。8ポートPoE+スイッチ「TSW040」自体は、7-57 VDCという広い電圧範囲を持っています。

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これらのアンマネージド・スイッチは、スマート照明の世界で有効活用できます。スマート照明システムは、さまざまな照明器具がすべて、ひとつのまとまったネットワークに集約され、それによって大変便利な自動化とリモート機能によって運用できることです。

通常これを実用化するには、多くの余分なケーブル配線が必要でたいへん複雑なものとなりますが、PoE+スイッチ「TSW040」を使用すれば簡単です。上記トポロジーをクリックして、この事例についての詳細をご覧ください。

手頃な価格のスイッチへの切替え

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この新しいアンマネージド・スイッチとその機能について詳しく知りたい方は、5月21日の11 AM (GMT+3).に開催されるウェビナーにぜひお申し込みください。


イーサネット・スイッチのプロダクト・オーナーであるマティナス・カパヴィシャとオペレーショナル・マーケティング・プロジェクト・エグゼクティブのプラナス・アクサミタウスカスが、このトピックについて解説します。


これらの製品を実際に手にして試してみたいという方は、下のボタンをクリックしてご連絡ください!


今後の製品に関してのご意見やご要望がございましたら、ぜひお知らせください。お客様のニーズに沿った製品をご用意できるように全力を尽くします。

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