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産業用LTEルーターで実現するスロットマシンのデジタル化

概要

✔ オンラインギャンブルが拡大する昨今ですが、スロットマシンは依然として人気があります。2024年現在、世界中で170万台以上のスロットマシンが稼働しており、その根強い人気がうかがえます。2025年には世界のギャンブル市場が4,714億米ドル規模に達すると予想され、2025年から2029年の年平均成長率(CAGR)は3.4%と見込まれています。

✔ 国や大陸をまたいで様々な場所に設置されているスロットマシン(アナログ機器)については、運用停止による損失や法的トラブルのリスクを避けるためにどのように管理するかが、カジノ運営業者とって大きな課題となっています。

✔ 今回の事例では、レガシー機器をそのまま残しつつ遠隔監視・アップデート・安全なネットワーク接続を実現するため、さまざまなI/O、RS232/RS485インターフェース、デュアルSIMフェイルオーバー機能、GNSS、「RMS(リモート・マネジメント・システム)」対応機能を備えたテルトニカのLTEルーター「RUT956」が採用されました。

課題 ― アナログ設備の現代化と拡張

100年以上の歴史を持つスロットマシンは、近年のデジタル化と人気の再燃により、保守・監視体制の現代化が求められています。

現在、スロットマシン業者は全国・海外規模で数十万台のマシンを展開することも珍しくありません。このような大規模展開では、保守や故障対応に大きな労力とコストがかかるのが実情です。スロットマシンが故障すれば運用停止や損失、さらには複雑な法的対応が必要になることもあります。

このような背景から、トラブルを未然に防ぐ手段、あるいは万一の際にも迅速に対応できる仕組みへのニーズは高いといえます。そこで登場するのが、産業用LTEルーターの活用です。これで世界中どこにいても、スロットマシンを安定して遠隔運用することが可能です。

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ソリューション ― 既存インフラを活かしたスマートなデジタル化

現在稼働しているスロットマシンの多くはアナログ機器であり、インフラ全体を刷新するのは非常に大きなコストが伴うのがネックです。そこで注目されているのが、既存のレガシー設備はそのままで通信機能を追加し、マシーンの更新や遠隔監視・制御をスマート化するというアプローチです。

テルトニカのLTEルーター「RUT956」は、デジタル・アナログ両対応のI/OポートやRS232/RS485シリアル通信インターフェースを搭載しているため、このようなケースに最適です。

プライマリ接続用としてイーサネットポートを4つとWi-Fi機能を搭載しており、さらにデュアルSIMによるフェイルオーバー機能により、バックアップ回線としての冗長性を確保できます。これにより、遠隔地での展開や設置も容易になります。

また多様なVPNプロトコルに対応しており、高度なセキュリティを確保できます。加えて「RMS(リモート・マネジメント・システム)」の活用により、世界中に配置されたスロットマシンを一元的に監視・アップデートすることが可能です予知保全をサポートし、重要なデータのアーカイブにも対応しています。エラー発生時には、即座に通知・対応が可能で、該当機器の位置特定も行えるため、迅速なトラブル対応が実現します。

産業用LTEルーター「RUT956」を活用してアナログ機器をデジタル化することで、カード決済や暗号通貨による支払いにも対応できるようになり、ユーザーが支払い方法を選択できることで利便性が向上します。

既存のインフラを大きく変更することなく、レガシー機器であるスロットマシンをスマートにアップグレード ― テルトニカの「RUT956」と「RMS(リモート・マネジメント・システム)を組み合わせれば、安全な4G接続による遠隔監視やリアルタイム管理、そして新しい決済手段の導入が、コスト効率よくスケーラブルに実現できます。

スロットマシンの運用最適化や機能強化をご検討の皆さまは、ぜひ下の「お問い合わせ」ボタンよりお気軽にご連絡ください。

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