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「RMS Connect」で実現するPOSシステムの遠隔スマート管理

概要

この20年の間に、小売業界は大きな進化を遂げてきました。かつての決済システムは、シンプルなレジで支払いが中心でしたが、現在では、CRMを中核とした複数のデバイスを連携させた高度なシステムへと進化しています。こうしたテクノロジーにより、企業の財務、人事、在庫管理のあり方が大きく変化し、顧客はより快適なサービスをうけることができるようになりました。さらに、セルフレジや無人ショッピングのような新しい購買体験も世界各地で広がりを見せています。

課題

POS(販売時点情報管理)端末は、店舗内に設置された既存のシステムや外部CRMとの連携が求められ、これらを一体化させてはじめて、十分な価値を発揮できます。正しく構築されたPOSシステムは、ビジネスインテリジェンスの活用を可能にし、的確な意思決定や競争力のあるサービス提供につながります。しかし、こうしたシステムに障害が発生すると、短期的に大きな損失を招くだけではなく、長期的には企業の信頼にも影響しかねません。また、これらのPOSシステムや端末の連携の多くは外部のインテグレーターによって導入されており、担当者が現場に常駐しているわけではありません。そのため遠隔でのシステム監視や管理機能が、今や必須の条件となっています。

ソリューション

POS端末には、常時安定した通信環境が不可欠です。そこで本事例では、テルトニカのLTE Cat 6対応・デュアルSIM搭載の最新モバイルルーター「RUTX12」を導入することになりました。システム構成上、テルトニカ以外の機器とも連携する必要があるため、「RMS Connect」機能も活用します。「RMS Connect」を導入することで、システム全体の運用効率が大きく向上します。

まず、一つ目のポイントとして、システムインテグレーターが各デバイスの状態を遠隔監視することができるようになります。「RMS(リモート・マネジメント・システム)」のインターフェースにより、まるで目の前にあるかのようにサードパーティ製デバイスへのアクセスが可能です。トラブル発生時には、遠隔から再起動やトラブルシューティングが可能になり、これにより担当者が現地に赴く時間とコストを大幅に削減できます。

さらに二つ目のポイントとして、「RMS Connect」では世界中どこからでも、数百台規模のデバイスに対してファームウェアのアップデートや設定変更を実行可能です。従来このようなソリューションは、複数の施設に展開されることが多いため、単純な作業でも膨大な時間とコストがかかっていました。

加えて、小売業界はセキュリティ面で非常にシビアな業界でもあります。「RMS」は、ミッションクリティカルなネットワーク環境でも実績があり、複数のセキュリティ認証を取得済みなのが特徴です。金融取引を扱う場合でも、万全なセキュリティ体制が構築できます。

トポロジー

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ベネフィット

  • セキュリティ: MQTT、TLS 1.2および1.3プロトコルに準拠し、OWASP 2認証によりトップレベルの安全性を保証
  • 非接触対応: 現地での人的監視が不要または最小限に抑えられ、コスト削減と衛生面の安全性を確保(COVID-19以降の課題にも対応)
  • 無線通信: 複数の小売施設での実装・監視・管理を簡易化
  • リモート管理: 技術的な問題の解決に物理的な訪問は不要。世界中どこからでもアクセス可能
  • 他社製デバイスへのアクセス: 「RMS Connect」により、テルトニカ製品以外のデバイスにもリモートアクセスが可能
  • データ収集: デバイスの技術状態やマーケティング情報を一元化し、分析・レポート作成が可能

なぜテルトニカなのか?

テルトニカは、常に顧客のニーズに応えるべく進化を続けています。ネットワーク機器の遠隔アクセス・監視・管理にとどまらず、テルトニカ製品以外にも対応できる柔軟なサービス展開を実現しているのが特徴です。セキュリティ・信頼性・使いやすさを兼ね備えたトータルソリューションをご提供いたします。

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